社団法人かながわ民間教育協会

＜中学校は共学完成、10年から高校も共学・普通科へ＞

平成6年に再開した中学校は平成8年で完成し、共学校に。校名も中高とも多摩大学目黒となりました。平成10年から高校も普通科のみの共学校になりました。

「質実・清楚　明朗・進取　感謝・奉仕」の校訓の現代化で、個性の尊重と自己の確立を促し、情報技術や国際化に対応できる基礎的な教養の習得と、弱者に思いやりのある心豊かな人間の育成をめざしています。

＜日常指導の中で重視していること＞

教科の面では系列大学の専門家の訪問相談で生徒たちが潜在的に持っている可能性をいろいろな角度で掘り起こし発展させるとともに、学力形成の基盤となっている基本的な生活習慣を身につけさせ、集中力とねばり強く取り組む持続力を大切に育てています。6年一貫教育では、基礎基本を重視しながら内容の精選で学力の伸長を図っています。高校では2年次から選択教科制で進学・進路に備えるほか、進学や資格取得に早朝学習や放課後セミナーを開講し、生徒の自学自習を支援しています。徳育の面では、他人に迷惑をかけないなど、市民的な倫理性を高め奉仕活動を指導しています。また、廊下階段等をギャラリーにして絵画を展示するなど情操面にも力を注いでいます。

＜学校として新入生に望むこと＞

進学率が高くなり、高校は準義務教育化したといわれていますが、それでも自分で選ぶのが高校生活です。勉強は、麓の長い道がつらい山登りに似て、はじめはやさしいようで、それがつまらないということが多いのですが、それを越えなければ頂上に到達する歓びは経験できません。
何ごとも最初は困難です。目的意識を持ち続けること、誠実に取り組むこと、どんな小さい疑問も大切にすることを皆さんに希望します。

多摩大学目黒の大学進学に関する考え方は、単に学力を伸ばして少しでも高偏差値の大学に合格させるというものではありません。生徒一人ひとりが充実した学校生活を送る中で自己理解を深め、適性や志望を把握して、明確な目的を持って大学に進学することを重視しています。進路を指導するにあたっては、進学の目的意識を向上させることと、目的を実現するために十分な学力をつけることの２面から、一人ひとりが妥協することない大学進学を果たせるようしっかりサポートしています。また授業の内容が入試レベルに直結しているため、学校での学習をきちんとすれば、予備校に行かなくても十分志望大学に現役合格できます。

2020進路状況(現役生のみ)
国公立:
一橋大1、東京外国語大1、東京農工大1、東京都私大1、山梨大1、富山大2、山形大2、秋田大2、水産大学校1

私立:
早稲田大5、慶應義塾大2、上智大3、東京理科大4、明治大5、青山学院大12、立教大4、中央大9、法政大20、学習院大3、同志社大2、立命館大6、成城大2、国学院大1、明治学院大12、東京農業大4、獨協大2、星薬科大1、芝浦工業大1、北里大4、津田塾大、東京女子大4、日本女子大5、武蔵大1、日本大55、東洋大22、専修大17、駒澤大5、神奈川大17、東京都市大33他

運動系のクラブにはテニス・バレーボール・バスケットボール・バドミントン・水泳・弓道・野球・男子サッカー・女子サッカー・剣道・ダンスがあり、過去に全国大会にも出場しました。　

文化系には茶道・箏曲・囲碁将棋など伝統文化を継承するものから、演劇・吹奏楽・軽音楽・合唱・アウトドア・クッキング・クラフト・写真・美術・マンガ・放送・保育・英語・科学があり、あらたに数学・地理歴史・文芸が増設されました。また、長期休暇中には英語・国語・数学等主要科目のセミナーも行われており、多くの生徒が積極的に参加しています。

全教室に冷暖房、LL教室・パソコン室・マルチメディア教室・憩や学習活動等のオープン・スペースのほか、校外施設として横浜市緑区に総合グラウンドと体育館、研修室、山中湖畔寮などの宿泊施設、設備が完備されています。

目黒校舎外観	オープンスペース	マルチメディア室
正門前より校舎を望む	ガラス張りの天井から太陽の光が燦々と降り注ぐオープンスペース。休み時間になると沢山の生徒がここに集い、友達と思い思いに時を過ごしています。	多摩大学目黒は早くからコンピュータ教育やコンピュータを利用した様々な活動に積極的に取り組んでおり、英語や社会などの教科でも、コンピュータを積極的に利用しています。
理科室	横浜セミナーハウス本館	横浜セミナーハウス・体育館
第一分野（化学・物理）、第二分野（生物・地学）ともに、積極的に実験が行われています。	全14室に100人が宿泊可能。シャワー付バスルーム、大食堂、小体育館などの設備も充実しています。	バスケットボール、バレーボールのコートが２面ずつ取れます。男女温水シャワー室、空調、最新の音響設備も完備されています。